ドラゴンクエスト3は忘れない

1988年2月に発売されたドラゴンクエスト3、発売日にはお店に行列が並ぶほどで社会現象となったものですが、このドラクエ3を弟が入手できたので、弟がプレイしている合間に私もやらして貰いました。前作の2でドラクエに嵌っていた私は当然この3の世界にもどっぷりと嵌っていたのです。 しかし私にはこの時、のんびり時間を掛けてゲームをしている余裕はありませんでした。なぜならば私はこの年の三月に高校を卒業して就職のために九州の実家を離れて関東に引越しをしなければならなかったのです。ドラクエをプレイし始めて一か月と10日後にはゲームをやる暇もなくなるのでこの上京する前に何としてもクリアしたかったのです。 弟はゲームを進めるのが早いので、弟にヒントを聞きながらステージをどんどんクリアしていきました。これなら余裕でゲームクリアできるかなと思っていたのですが、ここで思わぬアクシデントが発生したのです。いつものようにゲームを再開しようとファミコンの電源を入れたのですが、画面が真っ暗のままなのです。仕方がないのでリセットして再度電源を入れたのですが、それまでのデータがある「ぼうけんのしょ」が消えてしまったのです。 せっかくステージの中盤まで進めていたのにもうこれでクリアが出来なくなったと一旦諦めました。しかしやはり上京までにドラクエのエンディングを見てみたいという思いに掻き立てられ、再度スタートし直しました。この時点で上京まで20日あまりとなっていたので一日8時間をかけてドラクエに費やしました。 そして上京二日前になりようやくクリアしたのです。感動的なエンディングを目の当たりに感動しました。これで心置きなく上京することとなり私は九州から会社のある東京に旅立ちました。人気ゲームであることは勿論ですが、上京の迫った慌ただしかったので忘れることができない思い出です。